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タイ:環境教育と森林保全活動





(上):タイの村(チェンマイ県サムソップ村)
(下):山岳民族(カレン族)の伝統的住居
タイ北部の山岳地帯に住む少数民族の村では、周囲を豊かな自然に囲まれて、天然資源の恩恵を受けながら独特の文化を育んできました。

しかしその北タイでも、企業の要請による大規模なモノカルチャー(1種の作物だけを栽培し、他の作物を作らない)が導入され、その影響で村外から化学肥料が多く持ち込まれるようになりました。農薬や化学肥料は雨で流されて地域全体に広がり、土壌や水の汚染を惹き起こしています。環境の汚染は土壌や水だけでなく、村外から持ち込まれるさまざまな資材や物資の梱包物がゴミとなって放置され、廃棄物の問題も惹き起こすようになりました。 さらに、農地拡張のために大規模な森林伐採が行われたことで、森林が著しく減少しており、生態系や地域独自の貴重な森林資源への影響も懸念されています。

現地のNGOは、長年にわたりこの地域の天然資源保全活動に取り組んできましたが、村人の教育レベルの問題から環境問題への意識が育たず、保全は思うように進みませんでした。

そこで始められたのが、子供達への環境教育プログラムです。「環境教育」といっても内容は森林資源の適切な採取法や環境を破壊しない循環型複合農業の指導などで、農薬を使わない自然農法、養豚、養鶏、魚の養殖など、生活に密着した知識を与えるとともに、環境意識を高めることに成果をあげています。また並行して村の伝統教育を行い、自分の村への愛着や帰属意識を高め、将来の働き手となる若者世代の村離れを減らそうという試みも行っています。子供たちが環境への意識を持って生活するようになると、大人もその必要性をだんだんと理解するようになり、今では村中で環境保全への協力の輪が生まれつつあります。

EFFではこの環境教育プログラムの趣旨に賛同して、これまで北タイ地域において、現地NGOのラックス・タイ財団の協力のもとに、村落支援のための3つのプロジェクトを実施してきました。この活動は今後もさまざまな形で継続していく予定です。


2006年度活動報告


2005年度活動報告



【ラックスタイ財団】

タイ国各地,及び隣接諸国の経済、社会開発及び国民生活向上を目的に1979年ケアタイランド設立。1997年ラックスタイ財団としてタイ国の財団法人認可。主に1,自然資源保全活動 2,農民の収入増進活動 3,AIDS予防教育,ケア活動4,環境衛生教育活動をコミュニティーと一体になって取り組んでいる。





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