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岩手県・西和賀町(旧湯田町) 2006年度活動報告
活動実施日:2006年10月22日
空は青く澄み、山は赤く燃えている
昨年の活動日は今年より2週間早かったせいで、山はまだ青く田んぼには所々稲穂が残っていた。10月も半ばを過ぎたこの日は、稲刈りもすっかり終わり山は紅葉で色づいている。秋は季節の移ろいが早い。景色は刻々と変化する。11月になると木々は葉を落とし山は灰色に変わる。収穫の祭りが過ぎて物悲しくなる頃、やがて雪が降り始め、そうして4月までは見渡す限り一面の銀世界、長い冬を暮らすのである。
人々が春を待ち続けるように、木々もまたじっと春を待つ。
6年前に植えたナラの苗木はもう3メートルを越え、根も張って幹が太くなった。背丈が積雪を越えたら雪に倒されずに済むのだが、ゆっくり生長するブナの木や最近植えた苗木はまだまだ支柱が必要である。無事に春を迎えるために、今年の秋もまた杭を打つ。届かないから脚立に登って掛矢(大型の槌)で杭を打つ。しまいには握力がなくなって背中が痛む。雪につぶされて折れないように苗木を杭に縛る。こうしてブナ、ナラ、ケヤキをはじめ、イタヤカエデ、ヤマザクラ、ナナカマドなど約500本の苗木に支柱を建てたのである。
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「ももんがの森記念植樹」のプレートをつけて植えられた苗木。こんなに小さくても紅葉している
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今回の活動参加者の感想文をUPしています。こちらからどうぞ → 参加者メッセージ |

はずさないように注意して打つ |

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女性もがんばって打つ |

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支柱に苗木を縛って雪から守る |

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(左):
今年の夏はよく伸びた、コナラ
(右):皆さんお疲れさまでした
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今回参加の皆さん (敬称略)
佐野栄希 左藤孝夫 森本剛史 小林孝敬 (ザ・パック東北支社)
白崎勇二 太田貴文 棟方克 岡田理恵子 加藤沙綾 渡辺遼子(ザ・パック東京本部)
吉城寿雄 小林一郎 岡村孝弘(ザ・パック関西チーム)
新田博光 佐々木昭見 照井哲雄 米沢秀 高橋繁春 高橋兼人 高橋哲男 菊池一治(西和賀森づくり隊)
高橋広明 古瀬繁範 伊藤地歩 伊藤美智子(EFF)
活動実施日:2006年6月11日
雪は恵である
今年もまた大雪に見舞われ、雪が融けたのは先月だった。一月前のゴールデンウィーク後半に訪れたときは、雪の合間からふきのとうが芽生えている程度、雪の白と土色のまだら模様だった地面は、この日は、腰まで伸びた草に一面覆われている。いつ訪れても季節のめぐりの早さには驚かされる。田んぼは水で満たされ植え終えたばかりの苗が風に揺れている。山間地の西和賀地方は稲作をするには気温が低いのだが、豊富な雪解け水がそれを可能にしている。厄介な雪もまた自然の恵みなのである。

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(左):草の間から伸びているナラの木、3mはある
(右):西和賀草刈隊、機械モノならなんでもこなす
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昔撮った杵柄
作業は2班に分かれる。雪で倒されたり、朽ちたりした杭が草に埋もれている。それを集めて、リユースできるものと廃棄するものとに選別する。苗木も背丈が高くなると、それにあわせて杭も長くしなければならないので、できるだけ大事に再利用したい。もう一班は草刈隊で、西和賀の人が中心だ。機械で刈るので地面はみるみる坊主頭になる。圧巻は、小田島さんが運転する牧草収穫用のトラクターである。かつてここは牧草地だった。昔とった杵柄、80歳になる小田島さんが豪快にトラクターを操っている。

倒れた杭を運ぶ、使えるのはまた秋に使う |

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軽快にトラクターを操る小田島さん |

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記念樹を植える |
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ももんがの森
作業終了後、ももんがの森募金をしていただいた方の記念植樹を行う。EFFでは人生の折節を記念して植樹しませんか、という募金を呼びかけている。ブナの苗木を植えて、今回応募のあった方のネームプレートを取り付けた。ネームプレートはCDをリサイクルした。遠隔地の岩手県宮古市から参加があった。同県内といえども、太平洋に面した港町宮古から秋田県堺の西和賀町に来るには、北上山地を80km横断、北上盆地を40km南下、さらに奥羽山脈の中央部へ30km西進しなければならない。日本は小さな島国とはいえ大概の移動は山を越える。その山々は森林におおわれた森の国でもある。その森を大切に活用したいと思う。

CDをリサイクルしたネームプレート |

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ホウノキ、花が芳しい。これで風車を作る
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作業完了、記念撮影 |
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今回参加の皆さん (敬称略)
平田通文 岡村孝弘 (ザ・パック株式会社)
小田島正美 新田博光 佐々木昭見 照井哲雄 米沢秀 高橋兼人 高橋哲男 (西和賀森づくり隊)
高橋広明 古瀬繁範 伊藤地歩 木村富美子 (地球と未来の環境基金)
参加者の皆さん、
どうもありがとうございました

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