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千葉県・「真里谷」 2010年度活動報告
活動実施日:2010年6月5日

馬来田駅から車で5km、工事中の圏央道の下に車を止め少し歩くと、真里谷の山が見えてきた。小さな山だが、もとは崖のようだった斜面を整備して、とりあえず人が歩いて登れるような道が作られている。晴れ渡る青空の下、山頂に円く空いた広場に続々と参加者が登って来た。今日は16人と少数だが、いつも元気な草の根ムーブメントの皆さんや、山作業の経験者が揃っており、作業がはかどりそうだ。

竹に覆われていた広場は冬に伐採が終わっている。伐採が終わった後にすぐに伸びてくるタケノコを繰り返し刈り取ることにより、曲者である竹の地下茎を枯れさせていくことが大事だ。

広場にはずんぐりしたモウソウダケではなく、すらっとしたマダケがそこら中に生えていた。本日の段取りの説明後、まずは手始めにタケノコを刈ることにした。まだ柔らかいものも多いので、昼食時に焼いて参加者で試食することとし、食べられそうなものを集めながら刈っていった。

軽く汗を流したところで、2班に分かれ、まだ周辺に残っている竹林の切り出し、搬出作業を始める。広場をぐるりと囲むように、天にも届きそうな竹が好き勝手に乱立している。成長に光や空間があまり必要でなく、放置すればどんどん周りに侵入し拡大していくため、所せましと競い合って伸びた竹が根元から倒れ、上の方で折れ、枯れては絡まり合い、奥の方まで暗く格子模様を作っている。

まずこちらを切っておき、隣を切って斜めに引っ張り出すというように、何本かの竹の具合を見ながら切っていくのだが、素直に倒れてこないので手間取ってしまう。傾斜のきつい斜面に生えた竹は、切る係、引っ張り出す係、斜面の下へ投げる係、受け取り積んでいく係と分担し、体力の消耗を抑え、効率良く動くようにした。自分の身長の5倍近くある竹を投げるのは難しかったが、最後には次々と、横長に掘られた穴に積まれていった。




昼食は、3種類のおにぎりとマダケ入りみそ汁、アルミホイルに包んで焚き火に入れておいたマダケに味噌をつけて食べた。ホイル焼きのやわらかいタケノコに少し残る苦味が味噌とよく合い、みそ汁にはほんのりと甘いダシが出て、どちらもとても美味しかった。収穫は大漁で、余ったタケノコを持ち帰ることができた。


食事に使ったバガスの食器は、各自自分の名前を書き、せっかくなので土に埋め完全分解する経過を見ることにした。穴堀りついでに横に小さな畑を作り、さつまいもを植え目印をたてた。
一度しか訪れた事のない場所に愛着を持つことは難しいが、少しずつ活動のあとを残していけば、また足を運ぼうと思うかも知れない。私もまだ数回しか来た事がないが、何年もかけて経過を見ていくことでまた違う面白さがありそうだと思う。山を相手にダイナミックな子育てをしているような感じではないだろうか。


  竹林活動
竹林活動  竹林活動
今回切り出した竹はそのままにしておいた。炎が燃え広がりにくい雨の日に燃やすのだそうだ。切った竹でバンブーハウスを手作りしようという話もでている。竹は昔から日本人の身近にあったが、現在はその良い面に目がいくことが少なく、ただ山を荒らしているのが目につく。しかしその成長の早さなどから、木材の代替品としての利用にも期待が高まっている。最近は竹を使った商品もネットですぐ探せ、比較的簡単にめずらしいものが手に入る。現代のデザインを取り入れた伝統工芸品や、竹から作った布製品、普段の生活で使う道具でも、素材が変わればひと味違って楽しい。山の手入れは楽しいだけではできないが、興味を持てる範囲で興味を持ち、気の向いた時に実行するというスタンスも悪くはないと思う。何も変わらないわけではなく、そこから広がることもあるのだ。








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