竹に覆われていた広場は冬に伐採が終わっている。伐採が終わった後にすぐに伸びてくるタケノコを繰り返し刈り取ることにより、曲者である竹の地下茎を枯れさせていくことが大事だ。
広場にはずんぐりしたモウソウダケではなく、すらっとしたマダケがそこら中に生えていた。本日の段取りの説明後、まずは手始めにタケノコを刈ることにした。まだ柔らかいものも多いので、昼食時に焼いて参加者で試食することとし、食べられそうなものを集めながら刈っていった。
軽く汗を流したところで、2班に分かれ、まだ周辺に残っている竹林の切り出し、搬出作業を始める。広場をぐるりと囲むように、天にも届きそうな竹が好き勝手に乱立している。成長に光や空間があまり必要でなく、放置すればどんどん周りに侵入し拡大していくため、所せましと競い合って伸びた竹が根元から倒れ、上の方で折れ、枯れては絡まり合い、奥の方まで暗く格子模様を作っている。
まずこちらを切っておき、隣を切って斜めに引っ張り出すというように、何本かの竹の具合を見ながら切っていくのだが、素直に倒れてこないので手間取ってしまう。傾斜のきつい斜面に生えた竹は、切る係、引っ張り出す係、斜面の下へ投げる係、受け取り積んでいく係と分担し、体力の消耗を抑え、効率良く動くようにした。自分の身長の5倍近くある竹を投げるのは難しかったが、最後には次々と、横長に掘られた穴に積まれていった。