 朝 9 時 30 分、サイト入口に集合。参加者の方々は、石ころだらけの急な山道をものともせず、元気よく登ってきてくれた。
今回は総勢約 50 人での植林だが、苗木を植えるだけでなく鹿の食害防止のためのサプリガードも設置するので、かなりの手間と時間がかかる。穴の掘り方、苗木の植え方、そしてサプリガードの組み立て設置について EFF スタッフから説明を行った後、山主の岩田さんより荒廃した山の現状と植林の意義についてお話をいただいた。都会で暮らす人たち、いや山の周辺に住んでいる人でさえ実際に見なければわからない森の現状について、今何が起こっているのか、何が問題なのか、私たちにできることは何かをやさしい言葉で語ってくれた。私たちが今日行う植林は、この千葉のこの森のための活動であると同時に、周囲の森やそこに暮らす生き物、その山から流れる川、注ぎ込む海、すべてにつながり影響を与えあう。森は人間を含むすべての生き物を守り育ててくれていることを改めて教えられる。「山に入ると、みんな元気になるんだよ」という岩田さんの笑顔に励まされた。

二人一組となって、植林開始。苗木を持ってそれぞれの場所へ。今回用意した苗木は、 カツラ、クヌギ、クリ、オニグルミ、ケヤキ、トチ、ミズナラ、イロハモミジの 8 種類で、木が成長した時には実を食したり、紅葉を楽しんだり、切れば家具や建材に利用できたりする有用な樹種を選択した。
半分が雪に覆われているため、作業は容易には進まなかった。スコップで穴を掘るのも、足場が悪く力が入れにくい。穴に苗木をいれて土を戻す時にも、土が水を含んで泥になっているので扱いにくい。手で土を戻そうとするとあっという間に軍手が泥まみれのびしょびしょになってしまった。雪の中での植林作業は EFF でも初めての経験で、資材運びからサプリガードの設置まで、とにかく作業に時間がかかったが、若い参加者の人々は、わいわいとはしゃぎながらその大変さを笑い飛ばしていた。彼らの働きぶりは心強いばかり。
一方雪の乾いている方の場所では、ファミリーで参加してくれた一行が、サプリガードの設置まで一つ一つ丁寧にこなして着実に植樹をしてくれていた。リーダーは、以前から EFF の植林事業に関心を寄せて下さっていたリフォーム会社の社長さん。ご自身の仕事柄、日常的に木材を使用することから、「木を使うだけでなく、守る活動もしたい」とご家族連れで参加してくださった。
 また、植林は初参加というゲームコンテンツ会社の H さんは、黙々と作業に励み、途中からはすっかり慣れた手つきになって次々と苗木を植えていってくれた。
作業終了予定時刻の 1 時近く、まだ植えられていない苗木の数を考えると、すべての苗木にサプリガードを設置することは断念。とにかく植えるだけに専念することにして、皆で声をかけあって登りにくい急な場所まで苗木を運び、予定の場所には隅々まですべての植樹を完了した。
皆さんのご協力により、この日は約 240 本の苗木を植えることができた。労働の後はお楽しみの山の幸の昼食。猪鍋や鹿肉の大和煮、ほろ苦いふき味噌など、日常食べることのない珍しい食事に参加者の会話もはずみ、疲れも癒される楽しいひと時となった。
参加者の皆さん、協力者の方々に感謝して、苗木の成長を今後も見守りたいと思います。
ありがとうございました。

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